楽器やエフェクターの価格はピンからキリまであります。
世の中にたくさんある機材の中から自分が使いたいモノを選んで音楽を楽しんでいると思いますが、「欲しいギターやベース、ドラムセットがあるけど、高くてちょっと買えない…」と躊躇するときもあるでしょう。
その機材を買って、本当に意味があるのか?
ちょっと考えてみましょう。
やっぱり良いものは高い
結論から言ってしまえば、「サイフが許す限り、本当に自分が欲しいと思うならば良い機材を使ったほうがよい」でしょう。
高価な機材は高価なりの理由がありますが、そのひとつとして「使いやすくするための開発費」という理由があります。
例えばギターやベースの場合、安いものはそれなりの技術とコストをかけて、それなりの楽器が出来ます。
高価なギターは設計から始まり、職人の技術や専用の機械を使って精密に加工してとても弾きやすいギターやベースが作られます。
エレキだったらピックアップも一般的に良い音とされるものがほとんどですし、アコギだったらボディのシェイプやブレーシングの作りなど、良く鳴るように徹底的に研究されています。
同じ技術で良い音になるのであれば使いやすい楽器を使ったほうが良いです。
また、モノの値段には「アフターケアの値段」も含まれています。
ちゃんとしたメーカーのものでしたら何かあったときの故障やトラブルの対応もしっかりしてくれますので、そういったフォローもしてくれるモノを選ぶことも大切です。
無駄遣いをしない考え方
そうはいっても趣味で楽器をやっている人にとって、「楽器にそんなにお金を使うのもなぁ」なんて思い、購入に踏みとどまってしまう人もいるでしょう。
楽器に限ったことではないですが、私は「10000円以上するものは2週間考えて、それでも欲しい気持ちが残っていたら買ってしまう」という考え方をオススメしています。
一週間くらい日が経つと意外と物欲もおさまるものですので、その機材は今回はお見送りします。
その時の気分で衝動買いするのではなく、時間をおいて冷静になり、それでもなお欲しいのであればそれはもう自分のものにしてしまったほうが良いです。
しっかり考えたあとならば後悔するパターンも少ないですし、結果として無駄遣いも少なくなります。
数万円以上するなら1ヶ月以上間を空けて、じっくり自分が欲しいものなのか考えて見ましょう。
ちゃんとした投資ならリターンがあります。
「安いから買う・高いから買わない」はやめる
あとは「値段を理由にしない」ことが大切だと思っています。
そこまで欲しいと思っていないエフェクターが半額になっていたとして購入しても、それはエフェクターが欲しかったのではなく、「値段が安いものを買った」という意味のないものになってしまいます。
逆に、どうしても欲しいアンプがあったとして、現物を見て触って音を聞いてみて本当に気に入ったのに「値段を理由に購入をあきらめること」は後悔につながります。
「安いから買う・高いから買わない」といった買い物の仕方は避けたほうが良いです。
もちろん現実的に考えて、経済状況はもちろん無視してはいけないことなので、無理なく支払いが出来るよう計画を立てたり、毎月少しずつ貯金をしていくなどの工夫は必要ですね。
なんでもかんでもローンを組んでしまえ!ってことではないですが、「この機材がどうしても欲しい!」ってことは人生で何回かはあると思いますので、壊れるまで使ってやる!って覚悟が決まってるならそれはもう買ってしまった方がもっともっと好きな趣味を楽しめますよ!
もちろん大事なのは技術だけど…
音楽で最終的に大事なのは「弾き手の技術」です、身も蓋もない言い方ですが…
高いギターを買って急に「リズム感が良くなった!」とか良いスネアを買ったその日から「ダブルストロークが出来るようになった!」とかはもちろんありません、当たり前ですね。
しかし高価な機材は上記した通り、使いやすいものが多いです。
同じ技術でも運指が楽になったり、音抜けが良くなってバンドであわせやすくなったりするならば、思いっきりその機材の性能に頼ってしまいましょう。
なんだか自己啓発本みたいな内容になってしまいましたが、本当に欲しいと思っているモノだったら「高かったけどやっぱり買ってよかった!」ってなります。
使いやすいものならもっともっと音楽が楽しくなりますよ!